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終活

延命治療について書き遺す

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延命治療についての考え方は、エンディングノートの記載事項の一つです。

告知や延命治療、臓器提供について

エンディングノートには、延命治療などについての希望を記載しましょう。

自分のことは自分が決めるのが基本だと思います。いざというときは家族などに任せざるを得なくなりますが、意思を残しておくと家族などが判断する際の助けとなります。

告知の有無

ガンになったとき、今は医師から本人に告知するのが一般的になっているようですが、家族の意向で本人に知らせないこともあります。

知らされるとがっかりして死期が早まるという意見があります。それも一理ありますが、知らされないと、自分が死ぬまでにやっておきたいこと、整理をつけておきたいことが、やれなくなってしまう可能性が高まります。

延命治療

病院に入院すると、医師はなんとか命を長引かせようと努力します。心臓がとまれば電気ショックや心臓マッサージをし、食べれなくなれば胃ろうをつけて直接養分を流し込み、呼吸できなくなると呼吸器をつけることもあります。

命を長らえさせる努力はありがたいのですが、最期の時期にあまり治療や検査をしない方が、本人にとって楽な場合もあるように思います。

臓器提供

高齢者は体が弱っているので、提供できるものが少ないかもしれません。しかし、使えるか使えないかは医療機関が判断することですから、希望がある場合は意思を表明しておきましょう。

運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードの臓器提供意思表示欄に記載しておくと、医療機関が連絡をとってくれます。

また、公益社団法人日本臓器移植ネットワークでは、インターネットによる意思登録のシステムがあります。

献体を希望する場合は、生前から、居住地近辺の医学・歯学系の大学または献体の会に登録しておく必要があります。

リビングウイルについて

病院に入院する時や老人ホームに入居する際に、「延命治療に関する意思確認書」や「終末期医療の事前指示書」というような書類への記入を求められることがあります。名称はいろいろです。

これは、本人が意思表示できなくなったときに備えて、延命治療についてあらかじめ記入しておくもので、リビングウィル(生前の意思)ともいいます。

リビングウィルは、入院や入居するときに限らず、元気なうちに自分の意志を書面で残しておくためにも使われます。口頭で伝えていてもよいのですが、文書があった方が、より明確に本人の意思が表せるので影響力が違います。

遺言書に書いても、遺言書は死亡後に開封するものですから、告知や延命治療には間に合いません。遺言書とは別に、文書化するべきです。

リビングウィルの記載例

家族の皆さんへ

私が病気になったときは、次の事項については私の意志を尊重してくれることを希望します。

1.ガンなどの回復が望めない病気になったときは、隠すことなく状態を知らせてください。後始末したいこともあるので、よろしくお願いします。

2.最期はできれば自宅で迎えたいと思っていますが、お手間をかけるのは心苦しいので、介護施設、病院など、状況によって皆さんが選択してくれるやり方にお任せします。

3.心臓や呼吸が停止した時は救急蘇生治療はしないでください。人工呼吸器はつけないでください。

4.食事を口から食べられなくなったときに胃ろうをつくるのはやめてください。

5.亡くなったあと、使える臓器があれば、それを使って少しでも状態が改善される人がいればうれしいので、是非使ってほしいと思います。健康保険証に意思を記載しています。

6.私は〇〇大学の〇〇会の会員として献体を約束しています。死亡後は〇〇会にすぐに連絡してください。

以上の通りお願いいたします。なお、ここに記載した以外に私に代わって意思決定をしなければならないことがあったときは、長男〇〇に、ご面倒をおかけしますが、判断をお願いします。

令和〇年〇月〇日

署名 〇〇〇〇