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繰下げと在職老齢年金の関係

Last Updated on 2020年8月10日 by かつや

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年金の繰り下げ

65歳以降も老齢厚生年金を受け取らないと、年金額は1ヶ月あたり0.7%ずつ増額され、70歳からの受給額を142%に増やすことができます。

これを「年金の繰下げ」といいます。
年金の繰上げと繰下げ

在職老齢年金

在職老齢年金とは、年金支給年齢になっても厚生年金に加入して働いた場合、給与の額によって老齢厚生年金の一部あるいは全部がカットされる制度です。
在職老齢年金

概略を言えば、65歳以降の在職老齢年金による支給停止額は次のようになります

A=(標準報酬月額)+(その月以前12ヶ月以内に支払われた賞与)÷12
B=老齢厚生年金額(老齢基礎年金は含まれません)

(A+B-47万円)×1/2 が支給停止額です。

つまり、(A+B)が47万円以内であれば、(A+B-47万円)がゼロになるので、年金は全額受給することができます。47万円を超えれば年金カットが始まります。

繰下げと在職老齢年金の関係

在職老齢年金の制度が適用されて年金がカットされたときは、減額された部分の老齢厚生年金は繰下げ増額の対象になりません。

繰下げをした場合、もし、(A+B)が47万円を超えた場合は、カットされた部分には増額率が適用されません。

例えば、(A+B)が47万円を超えて、年金月額10万円から4万円がカットされているとします。

この状態で70歳まで繰り下げすると。6万円は42%アップするけれど、4万円は4万円のままです。減るわけではないのですが、思ったほど増えないという状況になるわけです。

給与や年金の額により在職老齢年金が適用されない場合は、上記の例だと10万円全体が42%アップします。

もちろん、在職して収入があった方が良いので、この調整のために退職という選択肢はないと思いますが、給料が多い場合は計算通りに増えないことを頭に入れておく必要があります。